肩こり・40肩・50肩

問診(カウンセリング)

納得行くまでご説明致します。 初回は問診、術後の説明に時間が掛かりますので、1時間半程、お時間に余裕を持ってご予約ください。

・肩こり 40肩 50肩ー1

肩こり、これは腰痛同様、原因として筋肉性、骨格性があります。
骨格性の場合は頚推と上部胸推のサブラクセイション(ズレ、歪み)によって、筋肉の血行不良、神経障害が起きて、肩こりになります。

筋肉性は過労、運動不足、循環器系の障害やビタミンBをメインとする栄養不足による血行障害がメインですね。

40肩、50肩と言われますが、そもそも俗称のようなもので正式には肩関節周囲炎と言うようです。当院では30台でもなり得る症状を50肩と行っては精神医学上好ましくないので、すべて40肩と言っています。

40肩ですが、痛みが出るのは肩関節ですが、原因としては肩甲骨が助骨に対しての可動性が制限されて、肩関節のみに負担がかかって発症する事がほとんどです。

普通は腕を回すとほぼ180度近い回旋能力がありますね。しかしそれは肩関節のみではなく肩甲骨に付随する幾つかの関節によって複合して動くのです。
基本的な施術の流れをご紹介します。

・肩こり 40肩 50肩ー2

肩こり

肩関節だけではせいぜい90度程度の可動域しかありません。あと90度程の可動域は肩胛骨と鎖骨が助骨に対して可動しなければいけません。
しかし肩胛骨の動きが制限される事で肩関節のみが本来持っている可動域以上に負担がかかり、肩関節に炎症が起こり始めます。その炎症の繰り返しによって、肩関節さえ本来の可動域をうしなって腕が上がらなくなるのです。

試しに鎖骨、肩胛骨を上から誰かに抑えてもらって見て下さい。誰でも腕が上まで上がりません。これを無理に行う事で炎症が起き始めると考えれば、お判り頂けるでしょう。

ですので症状は肩関節に出ますが、原因は肩胛骨にある事が圧倒的です。病院では対処療法として、肩関節周囲炎に対して潤滑剤的な薬液注射を行います。ですが当然原因が他にある為、薬液の効果が切れれば、痛みを繰り返すことになります。一部の整形外科医は、肩甲骨に対しての処方、治療を行う事もありますが、かなり稀です。

・肩こり 40肩 50肩ー3

検査

手前味噌になりますが、カイロプラクターというのは、触診による皮膚の表面温度の違いを敏感に感じ取れるもので、私でさえも0.5度位の差は判断出来ます。当然筋肉の膠着が触診で判断出来ない様では、飯が食えません。

当院では、40肩の施術は肩関節に対してよりも、肩胛骨周りの筋肉をほぐす事をメインに行います。 
カイロプラクティックでは、自然治癒力を活性化させる事が主軸の考え方がありますので、肩胛骨への負担を軽減させてやれば、体が勝手に炎症を鎮める努力をしてくれます。

自己管理としては、マメに肩胛骨回りのストレッチを行うことです。肘を曲げた状態で腕を回して、肩関節よりも肩胛骨を動かす事を意識して、肩胛骨で棒を掴む様なイメージで行うとよいでしょう。

ただ40肩になっている場合は、無理に行い過ぎると症状を悪化させますので、その加減が重要です。肩胛骨回りの筋肉をほぐす事を併用すれば、期間は大幅に短縮されます。